HLN ハードロックナット及びHLB ハードロックベアリングナットを再使用される場合は、第1ナット(凸)締結後、第2ナット(凹)を第1ナット(凸)にあたるまで手締めした状態での隙間を確認ください。隙間が1ピッチ程度あれば再使用は可能ですが、万一隙間がない場合は、再使用はご遠慮ください。
第1ナット(凸)をスパナ等で固定して、第2ナット(凹)を当社既定トルクで締付けてください。(可能であればスパナ等で第1ナット(凸)を固定してください)
第1ナット(凸)を固定しない場合は、供回りする可能性があります。
当社のHLN ハードロックナット及びHLB ハードロックベアリングナットはねじの許容公差をJIS2級(ISO6H)で設定し製作しております。万一ボルト又はシャフトがJIS2級又はISO6gの下限値より細い製品(JIS3級またはISO8g)をお使いの場合は、ボルトナット間の公差が大きくなりますので、第2ナット(凹)が当社締付けトルク値未満で密着する可能性があります。この場合、十分な緩み止め効果が発揮できませんので、ボルト又はシャフトをJIS2級又はISO6g品へ交換していただけますようお願い致します。尚、特殊品等でどうしても交換が出来ない場合は、当社までお問合せください。
溶融亜鉛めっきの場合は、めっき層が厚いため、HLN ハードロックナット側にオーバータップしたものを溶融亜鉛めっき処理しております。従って、電気亜鉛めっき等のめっき厚の薄い製品との組合せは不具合が発生しますので、くれぐれもボルトナット同一の表面処理であるかを確認していただけますよう宜しくお願いします。
当社のHLN ハードロックナット及びHLB ハードロックベアリングナットは、ねじ等級が旧JIS2級(ISO6H)で管理させていただいております。従って、貴社ご使用のボルトやシャフトに関しても旧JIS2級(ISO6g)で管理されていれば全く勘合に問題はないのですが、一般ナットにあわせてボルトやシャフトを製作された場合、中には規格から外れたものも出て参ります。当社の製品と十分勘合できない場合には、一度、リングゲージ等で規格品であるかをご確認いただけますよう宜しくお願い申し上げます。
表面処理をした場合、温度、濃度、浸漬時間の設定に多少の幅があります。
その組合せ次第では、めっきの色彩に多少の変化が生じる場合がありますが、耐食性には影響ありませんのでご理解いただけますようお願いします。
リン酸塩皮膜に関しては、ペンキの下地処理であり、耐食性を有するコーティングではありません。
環境によっては、1週間以内でも錆びる場合がありますので、御了承いただけますよう宜しくお願いします。
HLN ハードロックナットをはじめ当社製品に関しては、顧客満足に向け日々研究を重ねております。
従って、製品の向上をはかるため、基本寸法、寸法公差刻印の表示等、多少の変更をしていく場合があります。機能に重大な変更がある場合は別として、軽度の変更に関しては可能な範囲で事前にお客様へは連絡させていただく予定ですが、当社も連絡手段が限られております関係上、ホームページでのお知らせに留まる場合も出て参ります。
何とぞご理解いただけますよう宜しくお願い申し上げます。