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安全を開発し、安心を提供

ナットのゆるみによるボルトの破壊や折損は大きな事故につながります。
特にボルト軸直角方向の繰り返し外力をうける環境下においては、必ずと言ってもいいほどねじはゆるみます。そのため、ゆるみ止め部品の併用が一般的に推奨されておりますが、その中で最も効果が高いといわれているのが、一般的に接着剤方式とダブルナット方式と言われています。逆に、それ以外の方式は残念ながら、ほとんど効果がないか効果が限定的であると多くの文献では記されております。

ただ、注意書きとして、接着剤やダブルナットを使用する場合でも、適切な取付け作業を行わなければ効果がないとも書かれています。では実際に適切な取付け作業が各現場で可能かといわれると、ほとんどが非常に困難であると言わざるを得ません。従って、結果的に十分なゆるみ止め防止対策が行われていないために、定期的なねじの増し締め作業(定期的なメンテナンス作業)を行わざるを得ないのが現状ではないかと思われます。

参考   なぜ ねじはゆるむのか

一般ナットでは、適切なねじ締結体の設計をして、外力によるボルトへの負荷荷重をボルトの疲労限度以下に設定した場合であっても、他のゆるみ止め部品では、繰り返し外力が作用すれば初期締付け力が時間の経過と共に徐々に低下していきます。やがてボルトへの負荷荷重が疲労限度を超えた時、疲労破壊をおこし、ボルトの折損事故という最悪の場合に繋がる恐れがあります。

一方、ハードロックナットは、軸回り、軸方向、軸直角方向のいずれの繰り返し外力が作用する過酷な環境下にあっても、初期締付け力を低下させず保持することができます。それ故に、外力によるボルトの負荷荷重が疲労限度以下で設定されていれば、当然ボルトの破壊、折損を防ぐことができます。

仮に初期締付け力が低くボルトの負荷荷重が疲労限度を超えた設定であっても、他のゆるみ止め部品であれば更なる軸力低下を引き起こし、ボルトが早い段階で疲労破壊(低サイクル疲労)していくのに比べ、それ以上の軸力低下を起こさせないハードロックナットでは、ボルトの折損時期を最大限遅らせることが可能となります。これは、安全を確保させるための大きなリスク軽減対策ともなっているのです。まさに安全に対する保険の役割を果たしているといっても過言ではありません。

参考   ハードロックナットはなぜゆるまないのか

まとめると
「理想的なねじ締結の設計及び締付け管理を行おうと思っても、様々な制約された中でのねじ締付け環境ですから、個人差も加わって、そのバラつきの範囲は非常に大きなものであることを認識しなければなりません。
ここが疎かになっているので、年々世界中で大きなトラブルに巻き込まれ、最悪は事業の存続すら危うくなっているケースが後を絶ちません。

ハードロック製品は、この防ぎようのない現状を、限りなく理想状態に近づけることができ、万一の事故を起こさせない、安全・安心を提供するものです。
もしもを起こさせない、それがハードロックなのです」

ボルトの折損事故でのコストは使われ方により、一概には言えませんが
企業存亡のリスクの他にも下記のリスクがを発生させることを認識しる必要があります。
1.作業停止による損失
2.設備破損による損失
3.周辺被害による損失
4.納期遅延による損失
5.販売機会の損失
6.クレーム対策による損失
7.再発防止に掛かる損失
8.信用低下による客離れ