継目板は軌道(レール)とレールを繋ぎ合わせる際に使用する物で、鉄製の板状になったものを2枚1組として
レールを抱き合わせて継目ボルトで軌道に締結します。
列車がレールとレールのつなぎ目を通過する時の衝撃荷重が非常に大きく、レールの食い違いや段差を少なく
することが重要です。
また、適正な隙間がないと夏場にレールが延びて大きな問題となります。
・列車通過時、ボルト軸直角方向に大きな衝撃荷重を受ける箇所です。衝撃によりボルトが破損しやすい箇所
・季節の気温変化により、レールは伸び縮みします。伸び縮みを吸収する為にレールに開ける締結用の穴は長穴
となり適正なトルク管理が必要な箇所
・レール間の隙間が大きい場合や、段差が大きい(継目落ち)場合は衝撃荷重が大きく、少しのゆるみでボルト
が破損する箇所
・長穴での締結が適正なトルク管理で行う事ができ、伸び縮みの吸収とゆるませないという相反することが
実現できました。
・作業時間を短縮でき、作業負担とトータルコストが大幅に削減できました。