フルハーネスは肩や腿、胸などの複数のベルトで構成され、これによって体が安全帯から抜け出す
ことや胸部や腹部を過大に圧迫するリスクを低減するもので、高所作業ではショックアブソーバー
付きのフルハーネス型安全帯が使われます。
背部に取り付けたキーロック本体とつながっている連結ベルトは、万一の場合、胴ベルトから外れ
宙吊り状態で身体を保持するもので、その場合ベルトを通して体重の何倍もの大きな衝撃荷重が、
繰り返しかかるため、ねじのゆるみが発生する可能性がある箇所です。
*労働安全衛生法改正を受け、2019年2月1日から安全帯の規格が変更となりフルハーネス型安全帯が
義務化されました。
・キーロック本体は移動・作業の間に人為的なミスが生じても、常に1本以上の安全ロープで保持する重要部品です。
・2年毎にキーロック本体の交換が必要な箇所
・定期点検でのトルク管理が可能となり、使用者の方でも安全な締結が実現しました。
・定期点検とキーロック本体の交換を義務付けることで、より安全が担保できました。