レール上の電車の位置を把握するためには、レールに流す信号線は遮断し、電車が走行するための電流
は流すことが必要です。そのための装置がインピーダンスボンドです。鉄道では閉塞と言って信号1つ
に対して1電車しか侵入させない安全対策がとられています。
・インピーダンスへの接続ケーブルは電車が通過するたびに接続箇所に大きな振動が加わり、ゆるみやすい
箇所です。
・電車を駆動させる大きな電流が流れる為に、ケーブルも太く・重くなり外力がかかりやすい箇所です。
・接続が切断されると事故に直結する重要保安箇所で、増し締めなど保守も簡単には出来ない箇所です。
・ねじのゆるみが解消され、点検と増し締めの作業が軽減できました。
・点検・増し締めなどの作業時には電流が流せなく、電車を止める必要がありましたが、止める時間が
大きく減り、作業負担の軽減と合わせ稼働率が向上し、経営に大きく貢献できました。