概要
橋梁の線路下の通行人や自動車などにバラストなど物が落下しないように橋桁に設置された塞ぎ板の締結に
使用されています。
採用箇所
・締結作業はボルトを上から差し込みナットで締結する方法で、作業者が1名では一般ナット締結となる箇所
・ゆるみによるナットや塞ぎ板自体の落下は、橋梁下の通行人や車にあたると重大事故につながる箇所
改善
・締結の作業が1名でも可能で、今まで通りの作業で取り付けができました。
・落下による事故が解消され、安全が担保されました。
楔PV
架線 トラストビームの締結
概要
トラストビームは架線を支持するために鉄道架線柱の間に渡された梁のことです。
Vトラストビームはその中でもV字型形状になったものを指します。
採用箇所
・トラストビームには電車の通過時や列車同士のすれ違いによる風圧がかかりゆるみやすい箇所
・台風など風雨の圧力がかかり、非常にゆるみやすい箇所
・締結のナットや部材がゆるんで落下すると、下を通過する列車にあたり事故になる危険な箇所
改善
・作業がやりにくい箇所で定期的な点検での確認や締め直し作業の負担が軽減できました。
・特に強風や台風の後は、点検が必須で、作業の負担軽減できました。
・点検時における作業負担と合わせ工数削減にも貢献できました。
製品
保守用 レールスクーター車輪のシャフト軸締結
概要
レールスクーター（軌道自動自転車）は軌道保守作業の為の、移動手段の目的に使用されます。
軌道上を移動する際に、車輪軸部に振動・衝撃がかかります。
採用箇所
・軌道上の移動は、継目部などの通過時に車輪軸部に大きな衝撃荷重がかかる箇所
・頻繁にゆるむ箇所で、都度増し締めが必要な箇所
改善
・保守点検期間が長くなり、運用コストが軽減できました。
製品
防音壁パネル締結
概要
防音壁は遮音壁とも呼ばれ、高速車両の走行時に発生する騒音を低減し、周辺の騒音を防止するために設置
される壁です。昨今の高速化に伴い、各鉄道会社はより騒音低減が可能な新型防音壁への変更を進めています。
採用箇所
・アンカーボルトと防音パネルの締結箇所
・強力な風圧の影響を繰り返し受ける箇所
・振動を繰り返し受ける箇所
・自然の風荷重や地震によるねじのゆるみが懸念される箇所
改善
・メンテナンスは夜間作業の為に、周期が延びることで作業負荷の低減が図れました。
・合わせてメンテナンスコストも大きく削減できました。
製品
防風柵のアンカーボルト締結
概要
防風柵は高速鉄道車両にあたる風圧を低減させる為の設備です。
輸送障害を減らし運転の安全性・安定性を高める為に重要です。また 風害防止以外にも飛砂や飛来物などを
低減する役割も担っています。
採用箇所
・防風柵は常に様々な風圧がかかり、ボルトへのせん断力がかかる箇所
・高速鉄道の通過のたびに、大きな風圧がかかりゆるみやすい箇所
改善
・点検でのゆるみの確認と増し締めが必要で、数量も多く施工時間と点検保守費用が大幅に削減できました。
・点検・保守は高速鉄道の運行がない夜間作業のため、作業負担と作業ミスを低減できました。
製品
高速鉄道車両のワイパー軌道軸部の固定
概要
高速鉄道車両の運転部に装備されたワイパーの駆動軸固定
採用箇所
・可動部の為に高トルクで締め付けることが出来ない箇所
・定期的な増し締めが必要な箇所
・高速移動のために、風圧が強く、稼働サイクルは60回/分でゆるみやすい箇所
改善
・定期的な増し締めが不要となり、保守作業時間と作業負担の軽減ができました。
・ワイパーの安定駆動で、運転者の安全な視界が確保できました。
製品
トンネル照明取り付け
概要
トンネル照明とは、トンネル内を車両で走行する運転者が、前方の障害物を安全な距離から
視認するために必要な明るさを確保するためのものです。
照明設備は、屋外の明るさ（野外輝度）に応じたトンネル内部の明るさを得る必要があります。
採用箇所
・車両通過の際に発生する振動や風圧の影響を受けやすい箇所
・高所の締結箇所
・部品落下が許されない箇所
・羽交い絞め作業が困難な箇所
改善
・保守点検作業時間が大幅に短縮できました。
・車両規制時間が短縮できました。
・トータルコストの削減に繋がりました。
製品
ケーブル配管支持金物の締結
概要
高速道路上の配管には、埋没配管と露出配管があり、露出配管は高速道路の側壁等に固定する必要が
あります。支持金物をアンカーボルトで締結し、Uボルトやクランプにて固定します。
時間の経過にともない腐食の影響で配管が劣化するため、定期的に配管を補修する必要があります。
採用箇所
・重量車両が通過する際、振動や風圧の影響を受ける箇所
・一定の期間でボルト・ナットを交換する必要のある箇所
・Ｕボルトは固定しにくくゆるみやすい箇所
・Ｕボルトは適正な締結力が必要な箇所
改善
・ねじのゆるみ事象が減り、安全性が向上しました。
・任意のトルク軸力での管理が可能となり、Uボルトのガタツキが無くなりました。
・作業性が格段に向上しました。
・メンテナンスコストが削減できました。
製品
橋梁上の枕木固定用フックボルトの締結
概要
橋梁の鉄道軌道は無道床（バラストやスラブが無い）となっています。無道床橋梁は列車が通過する時、
車両の衝撃荷重や振動が締結体に集中します。
その枕木を橋桁に固定するために使用されているものがフックボルトです。
一般のナット締結の場合、短期間でゆるみが頻発する箇所です。
採用箇所
・列車の衝撃荷重や振動を受ける箇所
・枕木は衝撃を逃がすために、たわみが発生しあまり強く締付けが出来ない箇所
・部品の脱落は、橋梁下の人への人身事故に繋がる危険な箇所
改善
・夜間の点検作業時において、点検作業の負担が大幅に軽減されました。
・ゆるみによる部品の落下事故が解消されて安全の向上が図れました。
製品
インピーダンスボンドの接続ケーブル端子止め
概要
レール上の電車の位置を把握するためには、レールに流す信号線は遮断し、電車が走行するための電流
は流すことが必要です。そのための装置がインピーダンスボンドです。鉄道では閉塞と言って信号１つ
に対して１電車しか侵入させない安全対策がとられています。
採用箇所
・インピーダンスへの接続ケーブルは電車が通過するたびに接続箇所に大きな振動が加わり、ゆるみやすい
箇所です。
・電車を駆動させる大きな電流が流れる為に、ケーブルも太く・重くなり外力がかかりやすい箇所です。
・接続が切断されると事故に直結する重要保安箇所で、増し締めなど保守も簡単には出来ない箇所です。
改善
・ねじのゆるみが解消され、点検と増し締めの作業が軽減できました。
・点検・増し締めなどの作業時には電流が流せなく、電車を止める必要がありましたが、止める時間が
大きく減り、作業負担の軽減と合わせ稼働率が向上し、経営に大きく貢献できました。